犬猫では病気を防ぐために他にも様々な予防をする必要があります。法的に飼い主に義務付けられた予防(狂犬病)と任意のもの(混合ワクチン、フィラリア症、ノミ・マダニ)があります。混合ワクチンはフィラリア症の予防は、任意とはいえ感染した場合は命に関わりますので、しっかりと予防をする必要があります。
| ▶ 狂犬病予防接種(犬) Rabies prophylaxis 必須 |
犬で法的に接種が義務づけられています。
狂犬病予防法により「犬の登録」「毎年の狂犬病予防注射」「鑑札・注射済票の装着」が犬の飼主の義務とされています。
登録(鑑札交付、生涯に1回)
住所地の役所(環境保全課)または集合注射の会場で登録します。
集合注射の場合は登録(鑑札交付)と接種(済票交付)が同時にできます。
ワクチン接種(済票交付、1年に1回)
お近くの動物病院か集合注射にて毎年接種(済票交付)を受けます。
当院でも接種・済票交付を行っております(3250円、初・再診料別途)。
ただし、済票の交付は、八戸市または階上町に在住の飼い主様に限ります。
※ 登録(鑑札交付)前の接種はできませんので、ご注意ください。
※ 八戸市および階上町以外の方も、登録があれば当院で接種が可能です(2700円、初・再診料別途)。ただし、住居地の役所にて済票の交付(550円程度)を別途受ける必要があります。
※ 接種の際は役所から送られるハガキ「狂犬病予防接種のおしらせ」を病院までお持ち下さい
| ▶ 混合ワクチン接種(犬・猫) 重要 |
義務ではありませんが、健康上の理由から接種をお勧めします。パルボウイルスやジステンパーウイルスなど、感染した場合に死に至るような伝染病を予防するためのワクチンです。 ワンちゃん猫ちゃんを病気から守るためだけでなく、病気が他の子に広がって流行するのを防ぐためにも、接種が推奨されます。
▶︎ 犬
通常6種混合ワクチンの接種を実施します。
(パルボ、コロナ、アデノ1型および2型、パラインフルエンザ、ジステンパー)。
西日本など暖かい地域に引っ越す、アウトドア(山、川など)に行かれるなど、生活環境によっては、レプトスピラ感染症のワクチン(8種など)を接種することがあります(8種)。
▶︎ 猫
通常3種混合ワクチンの接種を実施しています(ヘルペス、カリシ、パルボ)。
生活環境に応じ、必要であれば猫白血病ウイルスワクチンの接種を追加しています。
(外に出ていくことが多い猫さんなど)。
猫エイズ(FIV)ウイルスワクチンに関しては、ご相談ください。
| ▶ フィラリア症(犬糸状虫症)予防(犬) 重要 |
すべての犬で確実に予防をする必要があります。
フィラリア(犬糸状虫)とは、蚊によって伝染する心臓の寄生虫です。
心不全、呼吸困難、貧血などを引き起こし、亡くなってしまうことも多い病気です。
予防のためには月一回予防薬を投与します(4月末から11月末)。
毎年春に血液検査を行い、フィラリアの感染が無いことを確認した上で予防薬を処方します。
(万が一心臓にフィラリアがいる場合、予防薬の副作用が出るため)
お薬のタイプは、錠剤、おやつタイプ、外用(垂らすだけ)の3種類から選べます。
ノミ・マダニを同時に予防できるものもありますのでご相談ください。
当院でご用意のない予防薬については、ご要望に応じて取り寄せいいたします。
猫のフィラリア予防はご相談の上実施しています。
| ▶ ノミ・マダニ予防(犬・猫) 環境に応じて |
生活環境によっては予防が必要になります。
散歩コースに草薮が多い場合は、マダ二に気をつけましょう。散歩後に体表をチェックし、虫のようなものが付いていたら当院にご相談ください。慣れていない場合は、むやみにマダニだけとろうとしてはいけません(歯の部分が皮膚に残ることがあります)。
野良猫はノミを持っていることが多いです。野良猫と接する機会の多いワンちゃん、猫ちゃんは注意が必要です。ノミが寄生すると貧血、アレルギー、お腹の寄生虫などの恐れがあります。
また、ノミが自宅の床などで繁殖する、他の動物を感染させてしまう、などの点も注意が必要です。
気温や生活環境を考慮しながら、春から秋を目安に予防します。投薬は月一回です。
外用(垂らすだけ)、錠剤、おやつタイプから選べます。
フィラリアとノミダニを一緒に予防できる薬もありますのでご相談ください。